システム開発を発注したけれど、当初の見積もり以上の費用がかかってしまった!という方も多いはず。
今回は、追加費用がかかりがちな例と、回避する方法をご紹介します。
▼ありがちなケース
・開発に関わる作業が追加したい
・機能を追加/変更する
・早く納品してほしい
開発前に想定していた機能以外のものを追加で実装する場合は、エンジニアなどの作業が追加されることになります。
そのため、作業追加=費用追加となります。
また、想定される納期よりも「早く納品してほしい!」などの場合も、エンジニアの人数を増やすことで納期を早くするため、追加費用となることがあります。
依頼する側としては簡単に思える機能でも、実際には実装が難しい場合もあります。
そのため、事前によく確認する事が必要です。
こちらも1のケースと同様に、当初予想していない機能を後で追加や変更するなどの場合に、よく起こるケースです。
▼ありがちなケース
・機能を追加/変更する
・途中で仕様変更をする
・想定していなかったバグが見つかった
あらかじめ、どのような機能が必要なのかをヒヤリングし、それに合わせた設計をします。
弊社の場合、実際に出来上がった時のページの遷移などが確認いただけるように、一旦システムが実装されていない状態=サンプルHTMLで、どのような画面なのか、どのように画面遷移するのか、という事を確認いただいております。
この段階で「この機能はこの形にして欲しい」「認識が違った」などがわかれば、
なお、システムができるまでの大まかな手順は、下記のようなフローとなっています。
STEP 1 要件定義
お客様から要望をできるだけ詳しくお聞きして、どのような機能を実装する必要があるのかをリストアップします。
それを元に、どの程度の工期・費用がかかりそうか、ということを算出します。
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STEP 2 システム設計
実装する機能をどのようにシステムとして作り上げていくのかを、検討します。
データベースの構造や、プログラムの仕方、どのような言語や環境を利用するのか、などについてもここで決めていきます。
設計の際に、サンプルHTMLで、どのような画面なのか、どのように画面遷移するのか、などを確認いただく事もあります。
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STEP 3 システム構築
システム設計のドキュメントを元に、開発者(開発エンジニア・プログラマー)が、実際にシステムが動作するように構築していきます。
WEBシステムであれば、PHPなどの代表的な言語でプログラムしていきます。
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STEP 4 テスト
完成したシステムに不具合(バグ)がないかをテストします。
テストは開発者と、クライアントの双方で行うことが多いです。
ここで発見された不具合(バグ)は開発者によって修正が行われます。
また、実際にシステムを動かす予定のサーバーと同環境にテスト用の環境を構築するのが推奨されています。
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STEP 5 納品
完成したシステムをお客様に引き渡します。
引渡しは通常本番環境と呼ばれる、実際に稼働するサーバーにデータをアップして完了とします。
「STEP 2 システム設計」の段階までで程度のご要望は取り込みできます。
ただしそれ以降になると、「予測していない時間」が発生してしまうため、一旦納品した後に追加するか、納期を伸ばして対応するということになります。
上記のようなことを考えてみると、
どのような機能が必要なのか、じっくりと考えることが最も重要です。
企業、グループなどの複数人で利用するシステムであれば、お互いの要望をすり合わせしておくとより良いでしょう。
あまりに実装したい機能が多くなりすぎると、開発費用がかさんでしまったり、費用はかかったけれど、結局使わない機能が多かった…といったケースも間々あります。
システムの導入は必要最低限の機能を実装しておき、必要になった際にその都度機能を追加する、という方法も検討してみてはいかがでしょうか。